皆さん、哺乳瓶はどうやって消毒していますか?
鍋でぐらぐら煮沸消毒、つけておくだけの薬液消毒、専用の容器を使った電子レンジ消毒など…
Y家では哺乳瓶の消毒に次亜塩素酸ナトリウムの消毒液を使っています。
この種類で一番有名なのはミルトンですかね?
この記事はY家のその消毒液についての変遷と独自考察です。
なぜ薬液消毒なのか
そもそも、出産前は電子レンジでの消毒を考えていました。
しかし、出産してまず必要だったのが、
搾乳!!!!
妻は胸がはちきれそうに痛かったらしく、
友人の奥様から頂いた搾乳器が早速活躍。
これが、パーツが細かくたくさんあり、
電子レンジ用消毒ケースに入らず…
急遽薬液消毒に切り替えたのでした。
ちなみに、その薬液ごとに目盛りが入った専用容器が売っていますが、
Y家は100円ショップで購入した深型のタッパーを使用しています。
まず使用前に計量カップで規定量の水を入れ、
油性ペンで印をしておくと、次回から水を計量しなくて済みます。
これに哺乳瓶を取り出す時に使用するトングも買っておきましょう。
ミルトン
新品価格 |
産院で使用していたので最初はこれを使用しました。
実売価格1Lで1000円前後でした。
普通に何事もなく使用していたのですが、ある日なくなったので買い足そうと薬局に行ったところ売り切れてて、隣に別のものが置いてあったので1回目の商品変更をしました。
ミルクポン
価格:701円 |
ミルトンと裏の表示(成分や内容)はほぼ一緒です。
それでいてミルトンより400円ほど安い。
使用感もほぼ同じでした。
つけるだけ
これからが本題です。
ジェクス 次亜塩素酸ナトリウム製剤 つけるだけ 1100mL 1w/v% 新品価格 |
ある日、ベビー用品店バースデイに行ったところ偶然見つけました。
先の2つより、かなり安い!
しかし、なんでこんなに安いのだろう?何かが違う…。
色々と調べてみました。
以下は独自の考察ですので間違えているかもしれません。
成分
主成分は次亜塩素酸ナトリウム1%です。
ミルトンやミルクポンと一緒です。
ただ、ミルトンやミルクポンは添加物としてPH調整剤が入っていると記載されていますが、こちらはそのような記述はありません。
そもそも次亜塩素酸ナトリウムは化学式NaClOで水溶液はアルカリ性です。
実際、これの調整液を手で触ると手がぬるぬる(する気が)します。アルカリ性の温泉入ったときと同じような感じですね。
実際にPHを測定したわけではないので分かりませんが、ミルトンやミルクポンは手がぬるぬるするような感触がなかったので、PH調整剤によって中性の方向に調整されていると思われます。
かといって、中和する目的でこれらに酸を入れると有害な塩素が生じるので、家庭内で酸を入れるのは厳禁です。
NaClO+2HCl→NaCl+H2O+Cl2
さらに補足ですが、これら消毒液はすすぎ不要とありますが、これはミルクを作ることで次亜塩素酸ナトリウムが塩化ナトリウム(食塩)に分解されるためです。
詳しいことは省略しますが、NaClOのOが酸素として発生し、残ったNaClが食塩として析出します。
そもそも1%の次亜塩素酸ナトリウムをさらに水で薄めて使用しているので、調整液から取り出した時点で次亜塩素酸ナトリウムはごく微量しかないので、生成する食塩もごく微量です。
第2類医薬品
ミルトンやミルクポンは第2類医薬品です。正露丸などの市販薬と同じ位置付けですね。
薬局等、薬剤師や登録販売者が常駐している店舗でしか購入できません。
一方、つけるだけは第2類医薬品ではありません。
だから赤ちゃん用品店でも買えるわけです。
医薬品は、薬事法等の法律により製造方法や品質が厳しく管理されています。
一方、つけるだけは表記が食品添加物となっているので、こちらは食品衛生法によって管理されています。
この違いが価格に反映されているようです。
どちらを選択するかは消費者の判断です。
ちなみに、同じ次亜塩素酸ナトリウム水溶液が主成分の製品としてキッチンハイター等がありますが、こちらは界面活性剤とかNaOH等が入っているため、全然違うものです。
結局
Y家では、現在つけるだけを使用しています。
普通に何事もなく使用できています。
こういう消耗品を節約して、その分服や絵本やおもちゃを買ってあげたいなと思うのでした。
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